前川清 歌よりも笑いを 超大物コメディアンの「清さんの歌聞きたくない」で決意

 歌手の前川清が28日、大阪市内で「前川清ファミリー劇場 笑いと歌のワンダーランド」(4月8、9日、大阪・新歌舞伎座)の取材会に出席した。

 第1部は長男・紘毅、次女・前川侑那、Wエンジン・えとう窓口ら、九州朝日放送の人気番組「前川清の笑顔まんてん タビ好き」のメンバーとコントに挑戦。第2部で「長崎は今日も雨だった」などのヒット曲を披露する。

 前川は第1部のコントについて「歌よりも力を入れてやっていますから」と、キッパリ。数々のヒット曲を持ちながら、「あんまり(自分が)歌手だって意識がない」と笑い、「歌だけで通じていたものが何十年もやっていますと、歌だけでは通じない。お客様に笑っていただくため」と、ステージにかける思いを語った。

 歌よりも笑いに比重を置くようになったのは、かつてテレビで共演していた萩本欽一の一言がきっかけ。「『清さんの歌、あんまり聞きたくない。僕と面白いことやっていて、お客さん喜んでいるんだから、それやったら?』と言われて」と明かす。葛藤はありつつも観客の笑顔のために活動を続けてきた。

 現在の自分の肩書については「中途半歌」と自称する。「ずっと歌っているとお客様も疲れるんですよ」と冗談めかしつつ、「歌に拍手をいただくよりも、笑って幸せそうにしてもらえるとうれしいなぁと思いますね」と、言葉に力を込めた。

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