阿部寛 今度は破天荒キャスター 6回目の「日曜劇場」主演 “真実”伝えるためなら手段問わず
俳優の阿部寛(60)が4月スタートのTBS系日曜劇場「キャスター」(後9・00)で主演を務め、真実を伝えるためなら手段を選ばない型破りで破天荒なキャスターを演じることが24日、分かった。日曜劇場主演回数は今回で歴代第3位となる6回目。数々の作品で圧倒的存在感を放ってきた「ミスター日曜劇場」は、「真実を追い求める男の信念と覚悟を全力で演じています」と力を込める。視聴率低迷に嘆く報道番組を舞台に、自らの役柄を持って「報道」のあり方に一石を投じる。
これまでロケットに夢をかける町工場社長や情熱的な水中捜査の隊長を演じ、日曜夜を沸かせてきた「ミスター日曜劇場」が、唯一無二のキャスター役に挑む。
阿部がTBSの看板枠・日曜劇場に主演するのは、6回目。最多タイの7回を数える田村正和さん、木村拓哉に次ぐ、歴代3位の登板となる。
物語は架空の民放テレビ局でテレビ全盛期の1980年代に始まった報道番組「ニュースゲート」が舞台のオリジナル。同局報道の看板番組ながら視聴率が低迷している状況で、テコ入れするべく、公共放送の社会部記者として15年間のキャリアを積んだ主人公・進藤壮一(阿部)が、MCに就任するところから物語は始まる。
“真実”を伝えるためなら手段は問わない破天荒な役柄で、阿部は「どこまでが正義で、どこからが悪なのか、見るたびに考えさせられるはずです」とコメント。「緊迫感あふれるシーンの連続」だとし「キャスターとしての責任と葛藤、その裏にある人間らしさも感じてもらえると思います」とアピールした。
阿部と「下町ロケット」や「DCU」などで何度もタッグを組んできた伊與田英徳プロデューサーは「阿部さんがどんな役をやったら面白いのか?と考えているときにふと、キャスターはどうだろうと思い立ち、阿部さんに相談してこの企画に至りました」と説明。報道関係者への取材を重ねた骨太な作品となっており「報道に携わる方々に教えていただいた魂を大切に、精一杯制作させていただきたい」と高視聴率獲得に力を込めた。
