「海で溺れていた子供を救助→名前も言わず立ち去った芸能人」の名にスタジオ驚き「お兄ちゃんが助けてあげる」
フジテレビ「小泉孝太郎&かまいたちの芸能人テスト」が22日放送され、大物芸能人の人命救助のニュースが「海で溺れていた子供を救助するも 名前も言わずに立ち去ったことがある(芸能人)」と出題された。勝俣州和が「近藤真彦さん」と正解。共演者を驚かせた。人気アイドルで2004年当時、レーサーとしても活躍していた近藤は、和歌山の海で漂流し、おぼれかかっていた小2児童を、海に飛び込んで救助していた。
【2004年8月6日付の本紙より】
レーサーで歌手の近藤真彦(40)が4日、和歌山県白浜町の白良浜沖で、おぼれかかっていた小学2年生の男児(8つ)を救助していたことが5日、分かった。遊泳区域外を漂流していた少年を見つけたマッチ。ジェットスキーで近づき、自ら海に飛び込んで命を救った。
田辺海上保安部によると、4日午前10時半すぎ、同町権現崎の沖で、アクシデントが発生。レース関係者と毎年恒例となっている同海での短い夏休みを楽しんでいた近藤。沖合100メートルで遊んでいたところ、海の上に“人影”が飛び込んできた。
「あれは何だろう?ひょっとしたら…」と目をこらした近藤は、ゴムボートにつかまり漂流していた大阪府羽曳野市の小学生2年生男児の姿を発見。すかさずジェットスキーに乗って近づき、男児に「大丈夫だ。お兄ちゃんが助けてあげる」と声を掛けながらライフジャケットを着せると、海に飛び込んで男児を抱きかかえ、ジェットスキーに乗せ浜辺まで運んだという。
当時海上は風速約5メートル。近藤と一緒にいた男性によれば、男児は500メートル離れた海の上で泣いており、「ボートから落ちそうで何十秒か遅ければ沈んでいたかも」という危機一髪状態だった。
近藤は「今回のような人命救助は初めて」と話しており、「一人の子供の命が救えたことがすごくうれしいです。これをきっかけに海の事故がなくなれば」と事務所を通じコメント。近藤は5日に帰京、7、8日には北海道での「十勝24時間レース」にチーム監督として参戦予定。男児は父親と海水浴に来ていたが、強風で遊泳区域外に流された。
