宝塚 宙組 本拠地で1年10カ月ぶり新人公演 主演の泉堂成「スポンジのように吸収」

 宝塚大劇場での宙組新人公演が23日、約1年10カ月ぶりに開催された。宙組の新人公演は2023年3月28日(東京公演同5月18日)の「カジノ・ロワイヤル」が最後で、客席からはあたたかな拍手が送られた。

 主演は泉堂成(せんどう・なる)。中止となった「PAGAD」でも主演予定だった。「約1年半ぶりとなる新人公演、手を差し伸べて下さった方、見守って下さった方、刺激を下さった方…そのおかげでこうして舞台に立つことができました」と感無量の面持ちであいさつ。「スポンジのように吸収し、東京公演ではパワーアップしたい」と大きな瞳を輝かせた。

 4月からは研7となる105期生の泉堂。同組の大路りせをはじめ花組・美空真瑠、月組・七城雅、雪組・紀城ゆりや、星組・稀惺かずと、大希颯がすでに新公主演しており、泉堂で105期から7人目となる。同期が次々と主演するなか、当初の予定より約1年半遅れての主演となったが、その空白を感じさせない体当たり演技。本役のトップスター芹香斗亜とはまた違ったアプローチで、ハリウッドのお坊ちゃま感を表現した。

 宙組は23年9月に25歳だった劇団員の転落死し、「PAGAD」本公演が2日で中止に。24年6月に大劇場で9カ月ぶりとなる特別公演「Le Grand Escalier-ル・グラン・エスカリエ-」を上演したが、ショーのみの特別公演だったため、新公は行われなかった。

 東京宝塚劇場は3月27日。

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