朝ドラ「虎に翼」で話題うらじぬの 衝撃の“白目”は「実体験」から 「あんなに抜いて下さって」スタッフに感謝

 NHK連続テレビ小説「虎に翼」(総合、月~金、前8・00)に衝撃の“白目学生”が登場し、話題を呼んでいる。ヒロインの猪爪寅子(伊藤沙莉)が通う明律大学女子部の同級生・笠松まつが、授業中に眠気を我慢するあまり、驚きの表情となってSNSを席巻。演じたのは女優・うらじぬの(34)。なにやら名前も摩訶不思議な時の人に裏話を聞いた。

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 挨拶をすると、笑顔で「よろしくお願いしま~す!」と底抜けに明るい。現場でムードメーカーになっていると聞くのも納得の雰囲気だ。放っておけない魅力がある。

 日本初の女性弁護士・三淵嘉子さんをモデルに、昭和の法曹界を描く「虎に翼」。ヒロインの大学女子部時代が放送されており、9日放送回で“笑撃”の白目がむかれた。授業中に眠気を耐える姿がSNSで話題を呼び「MVP」「セリフないけど気になる」と注目の存在に。実はアドリブだという。ニコニコしながら舞台裏を明かした。

 「結構ドキドキして『朝ドラで白目むいていいのかなぁ…でも、むいてみよう~!』みたいな感じでした。自分も学生時代の授業中に白目になっていたので実体験。何台もカメラが置かれていたので、私のイメージは『ここらへん(顔半分)だけでも映っているかなぁ』だったんですが、あんなにしっかり抜いて下さって、ありがとうございます!と思いました」

 伊藤とはドラマ「全裸監督2」で共演。伊藤のアシスタント役で「常に後ろに見切れている役だったんですが、今回も言ったら沙莉ちゃんの後ろに見切れる役。撮影初日に忙しい中、挨拶に来て下さって、嬉しかったです」と不思議な縁を感じている。伊藤はSNSで白目学生のハッシュタグをつけ「女子部でも大人気!だいすき!」とうらじをフォーカス。絆を感じさせた。

 女子部の生徒には裏設定が多く存在し「プリントがあって、どの役も誰と仲が良くて、食いしん坊で、とか凄い作り込まれている。だから画面のみなさんが生き生きしているんだと思います。作り込みが本当に素晴らしいってことを是非、書いて下さい!」と“とらつば愛”は深い。

 名前は芸名。本名に「布」がつくことから「ぬの」を取り入れた。所属の劇団子供鉅人(きょじん)に入る前、フリーの時代に自分で名付けたといい「洗濯物をたたんでいるときに『裏地が布でうらじぬのがいいな』って思ったのが本当なんですけど、最近、説明を付け加えようと思っていて…」と続けた。

 「お世話になっている方が『どんなに素敵な服でも裏地がしっかりしていないとほつれてしまう。裏地のように支えられる存在になりたいと思って、この芸名にしたんですよね?』と言われて『それです!それにします!』って。バイプレーヤーのみなさんの仲間入りをしたいと思って頑張っているので、その理由をもともと思っていたかのように言いたいんですけど、著作権があるのでタイミングに悩んでます」と屈託なく笑った。

 ◇うらじぬの 1989年6月13日生まれ。千葉県出身。大阪芸術大学卒業後、フリーの期間を経て、2016年2月に劇団子供鉅人に入団。同年9月に劇団とレプロエンタテインメントが契約し、所属となる。20年の「病室で念仏を唱えないでください」で連ドラ初レギュラー。23年に初主演映画「炎上する君」が公開された。

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