元衆院議員の杉村太蔵が３０日放送の読売テレビ「今田耕司のネタバレＭＴＧ」に出演。投資論を語ると、ＭＣの今田耕司から「お前、きょう引退する気か？なんや、口悪い」と注意される場面があった。

　１９日に日本銀行が１７年ぶりのマイナス金利解除を決定した。投資家としても実績のある杉村は「大歓迎ですよ。１７年ぶりの利上げというけど、この１７年間、日本経済はデフレという重たい病気にかかっちゃって、言うなれば集中治療室に入っちゃったようなもん」と受け入れた。

　さらに「ようやく大企業の給料が上がってきて、物価も上がってきた。じゃあ、集中治療室は出られたけど、まだ一般病棟に移っているようなもんですから、健康な状態になっていない。でも、集中治療室から出られたのは、おめでたいんじゃないかな」と続けた。

　一方で、「低金利って僕みたいな強いヤツはすごくいいんですよ。ちょこっと経済のこと分かっているヤツは、金利安いから低リスクで金借りて、バンバンとマンションを買う。不動産を買う。どんどん値上がりする。イエーイッ！ってなるけど、あなた方分かってないから、それできないでしょ」と上から目線で語り出した。

　杉村は、林マオアナに、年収から３００万円を投資に当てられるか？を尋ね、首を横に振られると「（３００万円投資に当てて）４％利回りを出せましたと。すごい好成績ですよ。だけど、年間１２万円ですよ。そんなことでハラハラドキドキするくらいなら、毎月１万円ずつ節約する方が１年後、お金貯まりませんか？というのがボクの考え方です」と話した。

　そこからボルテージを上げ、「投資は貧乏な人は絶対にやっちゃいけない！ものすごくふんだんに余裕のある人がやるべき！投資をしたら資産が増えるなんていう幻想を抱かせるな！オレみたいなプロだったらいいけど、ド素人が手を出すな！というのがボクの意見」と声を張り上げた。

　今田からは「お前、きょう引退する気か？なんや、口悪い」と怪訝な顔で見つめられ、「警鐘を鳴らしたい」と苦笑した。