伊集院静さん お別れ会に約400人参列 マッチ「アニキであり父親」妻・篠ひろ子「不思議な人」

 昨年11月に肝内胆管がんのため73歳で死去した直木賞作家・伊集院静氏のお別れの会が18日、都内のホテルで行われ、歌手・近藤真彦(59)、和田アキ子(73)、HOUND DOG・大友康平(68)、NEWS・加藤シゲアキ(36)、騎手・武豊(55)、衆議院議員・小泉進次郎氏(42)ら約400人が参列した。

 祭壇は、妻で女優の篠ひろ子さんの希望で白のカーネーション400本で彩られた。篠さんは伊集院さんについて「肝心な時に優しさがある、不思議な人でした」と述懐。伊集院さんが「女房を支えてやってほしい」と周囲に伝えていたとし、「私は大丈夫。一生懸命に生きて、今度は私があなたに会いにいきます」と語りかけた。

 伊集院氏が作詞した「愚か者」がヒットした近藤は「聞いたら、照れくさいのか『あれは新橋の酔っぱらい歌だ』で終わっちゃうんですよ」と逸話を披露。「ある時はアニキであり、ある時は父親でした。お礼しかない」としみじみと話した。

 今年1月に腎臓に腫瘍が見つかったことを公表した大友は、東日本大震災が起きた2011年に復興支援ソング「ハガネのように 花のように」を伊集院さんと共作。「僕の師匠でした。もう少し師匠とゆっくり飲みたかったですね。ゆっくり休んでください」としのんだ。

 おでん屋や焼き鳥屋などで食事したという和田は、この日の早朝にようやく携帯電話番号を消去したことを明かし「つらいですね。あんまりしゃべれないです。もう、胸いっぱいで、涙が出そうになる」と悲しみをこらえながら話した。

 ◆主な参列者 和田アキ子、近藤真彦、前田亘輝、加藤シゲアキ、みのもんた、小泉進次郎、大沢在昌、北方謙三、阿川佐和子、桐野夏生、武豊、山本浩二、大友康平、大谷昭宏(順不同、敬称略)

関連ニュース

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス