宝塚音楽学校110期卒業式 首席の田良結芽さん「楽しいことは2倍、つらいことは半分になった2年間」

 タカラジェンヌを育成する宝塚音楽学校(中西達也校長)の110期生卒業式が1日、兵庫県宝塚市の同校で行われた。17・3倍率をくぐり抜け、2年間舞台人に必要なレッスンに励んだ39人が巣立った。

 首席の田良結芽さんは、声楽クラシック部門でも優秀賞と、歌が得意な娘役志望。「110期の同期と過ごした2年間は楽しいことは2倍に、つらいことは半分になった」と答辞で振り返った。今回、式終了後に予科生から卒業生へのブーケの贈呈も行われた。コロナ禍で長く中断され、105期生卒業式以来の実施。また国歌や校歌も事前録音された音源ではなく、生歌となりコロナ以前に戻ってきた。

 成績上位の工藤すず奈さんは「憧れの校舎で2年間学べて、幸せでした。舞台に真摯に向かい合い、感動を与えられる舞台人に」と目を輝かせた。また山本ゆりさんも「暗い空で輝く星のような存在になりたい。(星組トップの)礼真琴さんや(卒業した元雪組スターの)和希そらさんのように」と実力派の生徒を憧れの存在としてあげた。また中村心花さんも「宝塚が大好きという気持ちに変わりは無い。みなさまに元気を届けたい」と笑顔を見せていた。

 午後からは宝塚歌劇団の入団式が行われ、晴れてタカラジェンヌに。3月30日開幕の宝塚大劇場月組公演「Eternal Voice 消え残る想い/Grande TAKARAZUKA 110!」(~5月12日)で初舞台を踏む。

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