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宝塚音楽学校が変わった!?髪型にみるルールと自主性

今年から反らない形へ変更した娘役のおさげ。モデルは第107期生・西村あみさん=阪急宝塚駅前(撮影・高石航平)
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 理不尽な校則が話題になることが多い昨今。タカラジェンヌを育成する宝塚音楽学校(小林公一校長)は、日本でも有数の厳しいルールのある学校かもしれない。

 13日には、阪急宝塚駅近辺で、予科生による募金活動が行われた。宝塚音楽学校は予科・本科があり、1年目の予科生は特に厳しいルールがある。「登校は2列の隊列」「校内の廊下を歩くときは1列で壁際を歩き、直角に曲がる」「阪急電車には上級生が乗っている“かもしれない”ので、お辞儀をして通り過ぎるのを待つ」など驚くべきものがいくつもある。だがこれらはすべて生徒自身が決めたものだという。

 今回の募金活動でも、グレーの制服・制帽に、白い三つ折り靴下に黒のローファー靴。もちろん靴下の折幅までキチンとそろっている。髪型も男役志望はリーゼント、娘役志望は三つ編みと決められている。

 だが今年から、この三つ編みに変化が生まれた。昨年まで三つ編みは髪先まできっちり結んだ上にスプレーでガチガチに固めて一筋の乱れもなく、先がピーンと跳ね上がった“海老天”と呼ばれる髪型だった。ところがこの“海老天”は地肌と髪の毛を強く引っ張るため、今年からは通常の三つ編みに変わった。娘役志望で予科生代表の西村あみさんも「髪の毛が傷みにくいような気がします」と笑顔を見せる。

 100年を超える歴史のなか、上級生から下級生に変わらず受け継がれたものは「清く正しく美しく」という精神。宝塚音楽学校には「校則」はなく、あるのは「生徒心得」のみ。だがこの「生徒心得」も「宝塚音楽学校の生徒として、恥ずかしくない行動をとる」といったざっくりとしたもので、具体的な厳しいルールはすべて生徒自身が取り決めた“不文律”だ。

 「ルールはすべて生徒たちが決めています。守っている伝統もありますが、時代にそぐわないものは変わっていきます。毎年生徒自身が見直し、学校側と相談する。変化があるからこそ、100年以上続いてきたんです」と関係者。目標に向かい切磋琢磨しているだけに、同年代の少女たちに比べ、覚悟が違う。厳しいルールも自分たちで定め、それを“当たり前”として受け入れている。

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