元TBSアナ・久保田智子氏 養子縁組で娘を迎えた体験を監督として映像化 映画祭で上映

 元TBSアナウンサーで、同局の報道局デジタル編集部に所属する久保田智子さんが20日、都内で行われた「TBSドキュメンタリー映画祭2024」(3月15日から全国順次開催)ラインナップ・プレゼン会見に監督として出席した。

 子どもを授かることができなかった久保田さんは、2019年に特別養子縁組制度で娘を迎えた日々を5年間にわたって撮影し「私の家族」として映画に収めた。

 プレゼンに臨んだ久保田さんは「ちょっと変わった家族のスタートだったので、家族の絆ってなんだろうと意識してきた。それが主題になっている」と説明。娘に生みの親の存在を伝える「真実告知」も作品のキーワードといい「娘に、もう一人お母さんがいるんだよって出自について話していく。娘は、えっ何で?それ何?って聞いてくる」とやりとりを明かした。育ての親として「娘の気持ちに寄り添って、分かるように真摯に向き合っていくことが大事と思っている」と話した。

 自身が監督・語りを務めた同作品が世に出ることについて「楽しみである一方、不安でもある」と率直な思いを口にし、「私の家族というすごく個別具体的な話を通じて、皆さんが家族を新鮮に見つめる機会になってくれれば、とてもうれしい」と期待を込めた。

 久保田さんは2000年にTBSに入社し、「どうぶつ奇想天外!」「筑紫哲也のニュース23」などを担当。17年に退社後、19年に米コロンビア大学で修士号を取得。20年にTBSに復職し、NEWS DIG編集長などを務めている。

 4回目の開催となる同映画祭では「ライフ・セレクション」、「ソーシャル・セレクション」、「カルチャー・セレクション」の3つのテーマに沿った15作品が東京、大阪、名古屋、京都、福岡、札幌で順次上映される。

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