藤井聡太王将 多忙の“悩み”告白 習字の練習できない
将棋の藤井聡太王将(21=竜王、名人、王位、叡王、王座、棋王、棋聖と八冠)の王将位防衛を祝う祝賀会が16日、大阪・高槻市内で行われた。
4連勝で歴代最多のタイトル戦20連覇を達成。記念すべきシリーズを終えた一方で、師匠の杉本昌隆八段らとのトークショーでは“悩み”を告白した。
タイトル戦が増え、毛筆で揮毫(きごう)する機会も増えたが、多忙なスケジュールもあり、習字の練習ができていないという。周囲からは達筆ぶりをほめられたが、本人は「本当は練習した方がいい、と思うのですが」と不満げ。将棋同様さらなる高みを目指す。
高槻市は今秋、関西将棋会館が移転される予定。会館の建設予定地を視察したという藤井王将は「(高槻での対局)1勝2敗で負け越している」と笑わせ、「(五分に)戻したい」と力強く語った。