永瀬拓矢九段が初優勝「押しきることができた」 藤井八冠に勝利 朝日杯将棋オープン戦

 第17回朝日杯将棋オープン戦決勝が10日、都内で指され、永瀬拓矢九段(31)が藤井聡太八冠(21=竜王、名人、王位、叡王、王座、棋王、王将、棋聖)に勝利し、初優勝を果たした。

 一般棋戦では初優勝で、藤井八冠の朝日杯2年連続優勝を阻止。永瀬九段は「本局に限ってはこちらにミスが出ない形で押しきることができた」と振り返り、「すごい自信になると思った」と喜んだ。

 永瀬九段は藤井八冠に第71期王座戦五番勝負では敗れて王座を奪われており、「胸を借りるだけで精いっぱいやるだけだった」と悔しさを晴らした。その上で「(主要)タイトルは藤井さんが全部持たれている。自分が頑張ればどこかのタイトル戦で対戦できると思うので頑張りたい」と力を込めた。

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