藤井聡太八冠 朝日杯将棋OP戦連覇逃す 「予想をしていない戦型だった」矢倉の永瀬拓矢九段に完敗

 第17回朝日杯将棋OP戦・準決勝、決勝が10日、東京・有楽町朝日ホールで行われ、藤井聡太八冠(21=竜王、名人、王位、叡王、王座、棋王、王将、棋聖)は永瀬拓矢九段(31)に敗れ、2年連続5度目の制覇を逃した。終局後には「最後は崩れてしまってそこが残念です」と肩を落とした。

 昨年の王座戦五番勝負では勝利していた相手だったが、後手の藤井は永瀬の矢倉に「予想をしていない戦型だった」と意表を突かれた。「難しい局面が長かった」と巻き返すことはできず完敗を認めるしかなかった。

 ただ、10日には王将3連覇とタイトル歴代最多の20連覇を達成しており、本年度の成績は現在42勝7敗1持将棋(引き分け)で、中原誠16世名人が67年度に達成した年間最高勝率・855(47勝8敗)を更新する可能性もある。今年度の対局はNHK杯トーナメントと棋王戦5番勝負を残している。

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