太田光「こんな難しい東西寄席はなかった」 NHK「笑いの殿堂」ニュースの度に芸人も客も雰囲気重く

 爆笑問題の太田光が9日、TBSラジオ「JUNK爆笑問題カーボーイ」で、3日にNHKで放送された「東西笑いの殿堂2024」について「こんなに難しい東西寄席はなかった」と振り返った。

 爆笑問題は毎年正月に、NHKで「東西笑いの殿堂」の司会を担当。多くの芸人が、スタジオのみならず、大阪、浅草、新宿などの寄席からも登場し、初笑いを届けていた。

 だが今年は元日に能登半島を大きな地震が襲ったことから様子が一変。太田は、NHKのスタッフと打ち合わせを行い、例年は2回程度入るニュースが「こういう状態なのでニュースが5回ぐらい入ると。1コーナーも飛んで、ネタも各組30秒ぐらい短くしてもらっている」と説明され、爆笑問題もネタを削ったという。

 また、いつもならオープニングで太田が飛び出し「助けてくれ~!」など大暴れするが、「そういうのでもないし、最初にアナウンサーさんからのお見舞い申し上げますの一言があって、爆笑問題ですと。これがなかなか、気持ちの持っていきようがなくて」と打ち明けた。

 さらに、番組途中で入るニュースが、地震、羽田空港での衝突事故に加え、北九州での火事もあり、「みんな、地震の映像と日航機の衝突しちゃった、あれが入って、そこに更にバンバン燃えてる映像が入って。だんだん芸人も裏で(モニターを)見てるから、どうしたの?ってなる。お客さんもニュースが入るごとに、ちょっとこれっていう雰囲気。沈んでいくというか…」と、スタジオの雰囲気がどんどん重苦しくなっていったと振り返った。

 太田は「本当に難しかった。今回の東西寄席は。(出演して)10年以上になるかな。こんなに難しかった東西寄席はないです。コロナも難しいなと思ったけど、お笑いってこういうときにどうやってやればいいんだろうってすごく感じながらやっていた」と話していた。

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