宝塚来年26公演中止決定 再び労基署が立ち入り調査
宝塚歌劇団は15日、9月の劇団員(当時25)の急死を受けた調査報告書で指摘された過密スケジュールを見直し、来年1~3月の公演日程を変更すると発表した。元日に初日予定だった星組の宝塚大劇場公演の開幕が1月5日午後3時30分の公演になるなどチケット販売済みの計26公演の中止が決まった。
歌劇団は主に三つのスケジュール変更策を発表。宝塚大劇場と東京宝塚劇場での1週間の公演回数を10回から9回に変更し、稽古日数を増やすため一部公演の初日を遅らせる。1~3月の新人公演は東京のみ上演する。
また、西宮労働基準監督署が、11月22日に続き、今月6日にも再度、立ち入り調査を行ったことが15日、分かった。歌劇団では「労働関係について確認があり、労働状況の書類等を提出させていただいた」と説明。再度の立ち入り調査に「今後も労働基準監督署の指示に、適切に対応してまいります」とコメントした。
