宝塚 星組スター天飛華音バウ初主演 開幕から世界観を表現

 宝塚歌劇星組スターの天飛華音のバウ初主演「My Last Joke-虚構に生きる-」が18日、兵庫・宝塚バウホールで初日を迎えた。

 叙情あふれる詩や短編小説で、後世の作家たちに多大な影響を与えエドガー・アラン・ポーが本当に描きたかったもの、人生で追い求めたものは何だったのかを描いた作品。ダークな色合いの中、話は進むが、屈折したエドガーの抑えきれない気持ちの発露など、天飛は丁寧に演じ切った。開幕のアナウンスから、世界観を表現。二枚目ぶりも美しく、得意の歌でも、空間を支配した。

 ヒロインのヴァージニア役の詩ちづるは、天真らんまんな少女から、死を背負った一人の女性への成長をしっかりと見せた。

 エドガーと対立する編集者のグリスウォルド役の碧海さりおは、役の性根をしっかりつかみ、独特の存在感を見せた。またエドガーを支える編集者のナサニエルを演じた稀惺かずとも、セリフも明解で、明るいスター性を感じさせた。

 29日まで。

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