宝塚歌劇団は２５日、月組トップスター月城かなととトップ娘役・海乃美月が２０２４年７月に退団すると発表した。

　退団公演は「Ｅｔｅｒｎａｌ　Ｖｏｉｃｅ　消え残る想い／Ｇｒａｎｄｅ　ＴＡＫＡＲＡＺＵＫＡ　１１０！」（宝塚大劇場２０２４年３月２９日～５月１２日／東京宝塚劇場２０２４年６月１日～７月７日）。東京公演千秋楽をもって退団する。

　月城は０９年、宝塚歌劇団に９５期生として入団。雪組に配属。圧倒的美貌で、早くから注目された２２年１月に「今夜、ロマンス劇場で」で本拠地お披露目した。同期には花組トップの柚香光と星組トップの礼真琴がおり、３人目のトップスター就任だった。

　９５期は３人のトップスター以外にも退団した月組の愛希れいか、星組の妃海風、宙組の実咲凜音と３人の元トップ娘役も輩出した。さらにトップに最も近い場所で支える雪組の朝美絢をはじめ、専科の水美舞斗や瀬央ゆりあら華のあるスターや実力者が揃っている。また３人の以上のトップを輩出した期は７８期以来となっている。同期の柚香もすでに退団を発表している。

　海乃は１１年入団の、生え抜きの月組生。月城の相手役として、同時にトップ娘役になり、添い遂げ退団する。

　９月２６日に退団発表会見を行う。