関ジャニ∞の村上信五が２日深夜に放送されたフジテレビ「下克上バラエティ　ゲノジョーコクジョーノゲ」に出演し、スタッフに「やらせ」について注意を呼びかけた。

　「上の下」と「下の上」のどちらがすごいかを比較する番組。この日は「プロ野球戦力外打者ＶＳアマチュア最高レベル投手」「イケメンが配る普通のティッシュＶＳオジサンが配る鼻セレブ」などが放送された。

　絶妙な塩梅で対決は盛り上がった。エンディングで村上は「もし、これが本当にレギュラーになった時、最大の懸念は、絶対だれかヤラセが（頭を）横切るはずや」と先回りで指摘。共演のお笑いコンビ・アインシュタインの河井ゆずるは「ネタがなくなった時ね」と合いの手を入れた。村上は「『これぐらいやったらええか』はほぼアウトやからな！頼むで！」と声を大にして念を押した。

　河井は「じゃあ『ちょいヤラセのめっちゃオモロい対決』か『ガチやけど見応えのない対決』を対決させる」と見事な“折衷案”を提案。村上は「タレントとしては後者（ガチ対決）を取らなアカンけど、人間としては前者（ヤラセ対決）を取りたいよね」と揺れる思いを明かし、爆笑を誘った。

　同局では２０１１年からスタートした、「絶対に○○なもの」同士を戦わせて決着をつける「ほこ×たて」という対決番組があった。「穴の開かない金属ＶＳなんでも貫通するドリル」など名勝負が繰り広げられ、ゴールデンタイムの人気番組となったが、１３年にヤラセが発覚し、打ち切りとなったことがあった。