山田裕貴 元プロ野球選手の父に「野球教えて、も言えなかった」甲子園のスタンドで「涙止まらなかった」

 山田裕貴
 広島時代の山田和利さん=1992年
 広島でコーチを務めていた山田和利さん(右)=2019年
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 俳優・山田裕貴(32)が21日、TBSで放送された「日曜日の初耳学」に出演。元プロ野球選手の父、今抱えている思いなどを語った。父・山田和利さん(57)は中日、広島などで活躍し、その後、中日、広島でコーチも務めた。

 小3年から中3まで自身も野球をし、父と同じ野球の名門、東邦高校に入学後は、野球をやめた山田。「(野球)やってるうちはプロ野球選手になりたかった。(でも)強いチームにいたんで、レギュラーになれず、補欠でベンチにいたんで、(父の前では泣けず)風呂で泣いて」と明かした。

 野球をやらないのに東邦に進んだことに「父に近づきたかったのかな。ものすごく寂しかったんですよ、きっと。子供のころ。(父は)シーズン始まったら3分の1以上は家にいない。負けて帰ってきたらどう話しかけていいか分からない。『野球教えて』の一言すらも言えなかった。(父は)寡黙で厳しかった」と振り返り、「(でも)小中高ってずっと全部父親を追ってた」と話した。

 高3の時に、母校は甲子園に出場。クラブチーム(硬式野球)でチームメイトだった子が4番を打つなど活躍する姿を見て「あ、僕は諦めたんだ、ってスタンドにいて、涙止まんなくて。父からは『自分で決めたことは最後までやり続けろ』って言われてたんですけど、あぁ、こういうことか、後悔するからか。(父の)その言葉がパーンって入ってきて」と父から言われ続けた「最後までやり続けろ」の言葉が胸に刺さり、甲子園のスタンドで涙が止まらなかったことを告白。「俺は(野球を)諦めた。一度死んだ。次、決めたことはやり続けよう」と誓い、それが俳優だったことを明かした。

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