俳優の磯村勇斗（３０）が１５日、都内で行われた、映画「波紋」（２６日公開）のプレミア上映会舞台あいさつに出席した。

　主演の筒井真理子（６２）や共演のキムラ緑子（６１）、木野花（７５）ら個性派ベテラン女優ぞろいの登壇メンバーを聞いて「ソワソワしてた」という磯村。「夫が長い間、失踪していたのに突然戻ってきたら、受け入れられるか」というお題で、筒井、キムラ、木野のマシンガントークに、完全に置いてけぼりになってしまった。木野が「ひどすぎるから家には入れない」と言えば、キムラも「当然家には入れない。冗談じゃない」とバッサリ。磯村は「自分の事じゃないのに、すごい心が苦しくなりました」と語り、会場は笑いで包まれた。

　映画は介護や新興宗教、障がい者差別といった現代社会の問題の闇や不安、女性の苦悩を描いた“絶望エンターテインメント”作品。磯村は「男女で見る目線が変わる作品。男性側の僕から見て、『女性は恐ろしいな』って思うとこもあればそれが面白く感じる不思議な映画」とベテランたちの顔色をうかがいながら語った。