「サンモニ」高市氏「ねつ造」発言、総務省は否定と伝える 22日に調査結果「確認できなかった」

 TBS系「サンデーモーニング」が26日、放送され、放送法をめぐる総務省の文書についての問題について、高市早苗経済安全保障担当相が「ねつ造」と発言したことを取り上げ、「総務省は『ねつ造があったとは考えていない』と結論づけました」と伝えた。

 番組は、高市氏が文書を「ねつ造」と表現し、放送法についての大臣レクはなかったと主張していると説明。中西悠理キャスターが「水曜日、総務省が最終調査結果を国会に報告。焦点のレクについては『あった可能性が高い』とした上で、『ねつ造があったとは考えていない』と結論づけました」と否定したと読み上げた。

 高市氏が「レクはなかった」とする根拠については「同席していた大臣室側の2人は『絶対にない』ということを言ってくれています」という答弁の動画を引用。続けて、山野謙官房総括審議官の「(2人は)高市大臣に対し『絶対にない』という表現をしたかどうかの記憶はないが…」という答弁の動画を続けた。

 2015年2月13日のレクについては、その後、パネルで中西キャスターが説明。「『記憶にない』という人もいた一方で『原案を作成した認識はある』『文書の作成者と同様の事実認識を有している』と回答した人たちもいたということで、総務省はレクは『あった可能性が高い』とした上で『ねつ造があったとは考えていない』と結論づけました」とした。

 総務省は22日に「『政治的公平』に関する行政文書の正確性に係る精査について」という文書を公表している。この中では「上司の関与を経てこのような文書が残っているのであれば」と前提した上で「大臣レクが存在しなかったとは認識しにくい」とする人、「NHK予算国会提出前の時期であり、高市大臣に対し放送関係のレクが行われたことはあったかもしれないが、個々のレクの時期や内容までは覚えていない」とする人、「文書に記載されている内容の大臣レクはなかった、又は、あったとは思わない」とする人がいるとし、答えが「一致していない。」と説明。「2月13日に放送関係の大臣レクがあった可能性が高いと考えられるが、5月12日以前に放送法第4条の解釈に関する大臣レクがあったかについては、関係者間で認識が分かれており、確認はできなかった。」としている。

 さらに「この時期に、放送部局から高市大臣に対して、放送法の解釈を変更するという説明を行ったと認識を示す者はいなかった。」と明示。問題となっている文書の内容については「発言者等の確認を取らないまま作成されたもの」「約8年前のことであり、作成者及び同席者のいずれも個々の内容までは覚えていないとしている」とし「この文書に記載されている内容についての正確性は確認できなかった。」としている。

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