ベートーベンは肝臓弱かった 毛髪からゲノム解読
作曲家ベートーベン(1770~1827年)の髪の毛からゲノム(全遺伝情報)を解読したと、ドイツなどの国際チームが22日、米科学誌カレントバイオロジーに発表した。肝臓病のリスクを高める遺伝子変異やB型肝炎ウイルス感染の形跡を発見。大量飲酒の言い伝えもあり、これらが肝硬変での死亡につながったと推定した。
ベートーベンは50代に入ると肝臓病の兆候の黄疸(おうだん)が出た。チームは近年発展した古代人のDNA分析の手法を応用して毛髪を解読。肝臓病に関連する変異を見つけた。晩年には「毎日、昼食時にワインを1リットル以上飲んでいた」との証言もあり、同様の体質に大量飲酒が重なった場合のリスクを英国の医療データベースで調べると、肝硬変が一般の40倍にもなることが分かった。
毛髪からはB型肝炎ウイルスのDNAの一部も見つかった。
