二代目は「橋幸“お”」2月に1分歌唱選考実施 5月に本家は歌手引退

 80歳になる5月3日を最後に歌手活動引退を表明している橋幸夫(79)が12日、都内の夢グループ本社で緊急会見を行い、二代目・橋幸夫を選考するための1分間オーディションを2月18日に都内で実施すると発表した。

 前代未聞の“跡目争い”が始まる。2021年10月、声帯の衰えを原因に、80歳を節目に歌手としての活動を終えることを決めたが、育ててくれた作曲家・故吉田正氏の楽曲が歌われなくなることを危惧。夢グループの石田重廣社長(64)との会談を重ねる中で、自身の楽曲を継承する「二代目」を探す決断に至った。

 石田社長によると、男女やプロアマ問わずの候補生オーディションを行い、最大3人の後継者を選ぶ予定。同社長が「橋さんならば1分歌えばだいたい分かる」と話すように、橋の楽曲を1分間歌うという形式になる見込みで、橋自身が選考するという。

 最大3枠の後継者は、いずれも「はしゆきお」と呼ばれる名義で活動する。表記は「橋」と「幸」は共通で、三文字目の漢字は橋の芸名である「橋幸夫」と本名の「橋幸男」に使われる「夫」と「男」以外から決まるというが、読み方は共通。石田社長は最大3人の後継者を、信号になぞらえ「赤、青、黄色のイメージカラーで区別したい」とした。

 「モノマネはいらない。私の歌を私にとっても『そういう歌い方があるのか』と思える様な人を選びたい」と橋。御三家を担ったレジェンド歌手の名と歌を受け継ぐのは誰か。

オーディションを行うことを発表した橋幸夫(撮影・金田祐二)

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