5月に歌手引退の橋幸夫 「二代目」探して2・18に1分間オーディション開催

 80歳の誕生日を迎える5月3日を最後に、歌手活動引退を表明している橋幸夫(79)が12日、都内の夢グループ本社で緊急会見を行い、二代目・橋幸夫を選考するための「1分間オーディション」を2月18日に実施することを発表した。

 ネットで話題の格闘技イベントのオーディションのようだ。21年10月に、声帯の衰えを原因に80歳の節目に歌手としての活動を終えることを決めた橋だが、自身を育ててくれた作曲家の故・吉田正氏の楽曲が歌われなくなることを危惧。夢グループ・石田社長と会談を重ねる中で自身の「二代目」を探すことを決めた。

 同社長は2月18日のオーディションを予選と位置付け「集まってもらって橋幸夫さんの歌を1分間で(歌ってもらう)。よければ次は2分間、3分間と増やしていってもらえれば」。対象は男女やプロアマ問わず、条件は合格後に上京して夢グループの社員として働きながら橋によるトレーニングを受けることができる人という門戸の広さだ。

 橋自身も審査に携わり「私より歌のうまい人を選びたい。それと容姿容貌も大事ですからねこの世界は。立ち姿もかっこよい人が良い」。さらには「私のモノマネはいらない。私の歌を私にとっても『そういう歌い方があるのか』と思える様な人を」と厳正なる審査を行う意気込みを示した。

 合格者は最大3人。それぞれ名前は「橋幸○」(○は何らかの漢字一字で、橋と同じ夫と、本名の男は除く)表記で、読み方は「はしゆきお」という形で二代目を襲名することになる。歌手・橋幸夫のラストステージである5月1日の浅草公演では、バトンタッチも兼ねて最初で最後の共演を果たすプランもある。

 歌唱技術だけではなく、礼節や姿勢など「私はこういうことを教わってきたんだよっていうのを伝えていきたい」と橋。前代未聞の“跡目争い”がいきなり幕を開けた。

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