【山田美保子のミホコは見ていた!】傷つけない笑いがトレンドの中、新鮮だった「毒舌漫才」

 「なんとかしないとって、ずっと思っていました。本人たちの努力が報われました。ネタで評価いただくのが芸人としてはいちばん嬉しいことだと思います。今後ともよろしくお願いいたします」とは、「タイタン」代表取締役の太田光代氏だ。

 ウエストランドが漫才日本一決定戦「M-1グランプリ2022」の最終決戦で審査員7人中6人の票を獲得した瞬間、太田氏にお祝いのメールを送った私。返信をいただいたのは翌日の午後2時頃のことだった。

 毎年、優勝したコンビの事務所には直後から仕事のオファーの「電話が鳴りやまない」と言われるが、今回、ウエストランドにも100数十本もの仕事が舞い込んでいると聞く。

 爆笑問題の太田光と田中裕二、そして太田の妻の光代氏が三人四脚で大きくしてきた「タイタン」。所属タレントにいいことがあっても、よくないことがあっても、光代氏が必ずコメントを出し、盾にもなって守ってきた。一人で東奔西走し、酒席にもとことん付き合い、疲れ切って帰宅をしたら夫はのんびり読書をしていたこともあったとか。そんなときに浴びせられる妻からの強烈なイヤミもネタになったものの、太田と田中は光代氏に心から感謝しているに違いない。

 だが「爆笑問題の次」がなかなか現れず、カメラが回っているのに光代氏がウエストランドを捕まえては「頼むから売れて」と真顔で叱咤激励している様子も見たことがあった。

 果たして今大会は、タイタンからウエストランドとキュウの2組が決勝に進出。しかも、なかなか名前が記された笑神籤(えみくじ)が出てこず、ラスト、タイタンの2組が連続してネタを披露することとなった。

 順番によって点数が変わることを審査員も明言するM-1だが、ウエストランドは間違いなくネタ順に恵まれ、いっきに決勝に進出し、しゃべくり漫才と動きを入れた漫才の2組と闘い、そのまま逆転優勝をさらった。

 「キャラクターとテクニックさえあれば、こんな毒舌漫才もまだまだ受け入れられる」とはダウンタウンの松本人志、「あなた方がスターになってくれれば時代が変わる」とは立川志らくだ。「人を傷つけない」がトレンドだったお笑い界に、「毒舌漫才」は新鮮すぎた。タイタン所属、ウエストランドの未来は明るい。

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