「鎌倉殿」衝撃最期の裏側 小栗旬が明かす義時胸中「あそこで死ぬ気はなく」

 俳優・小栗旬が主演のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(日曜、後8・00)の最終回「報いの時」が18日、放送され、ラストシーンで小栗演じる北条義時が最期を迎えた。同局を通じてコメントを寄せた小栗がラストシーンでの義時の胸中を明かした。

 大河ドラマ史上にまれに見る主人公・義時に脚本の三谷幸喜氏が用意したのは、これまでの大河にはないラスト。鎌倉のために尽くし、悩み苦しんできた男は北条政子(小池栄子)に見守られながら力尽きた。

 10月末にそのラストシーンを演じ、約1年5カ月の撮影を終えた小栗は「(義時自身は)まだあそこで死ぬ気はなくて『まだまだ生にしがみついていたい』という思いがある」と義時の胸中を推察。その一方で、最期の直前に「(政子と)2人でしみじみ昔のことを語っているところでは『自分の人生の最期を迎えているような状況でしゃべっちゃっているな』と感じていた」と義時の中にある相反する思いを感じていたことも明かした。

 放送当初、明るく真っすぐな伊豆の若武者だった男は、鎌倉幕府二代執権へと変貌していった。それを見事に体現した小栗は「物語の中での北条義時という人間は、かわいそうな男だった」と思いやった。

 鎌倉のため、そして北条のため、厳しい選択を強いられ続け、次第に毒を帯びていった。

 「そういう選択をせざるをえなくなってきてしまって、ここまでたどり着いてしまった。だから最後の最後まで孤独を感じながら生きていかざるをえなかったのかな」とコメントを寄せた。

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