「鎌倉殿」圧巻、政子の「バカにするな」演説 坂東武者のヤンキー魂に火 ネットも拍手

 NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」は11日、歴史にも名高い北条政子(小池栄子)の承久の乱前の演説が繰り広げられた。史実では「頼朝の恩は山よりも高く、海よりも深い」などと語ったとされるが、ドラマの中ではその名台詞は途中までで、政子自身の言葉で御家人達の心を動かした。この名演説にはネットも拍手が起こった。

 この日の「鎌倉殿の13人」では、義時追討の宣旨がばらまかれ、義時(小栗旬)は鎌倉を守るため、自分の首を差し出す決意を固める。だがこれに姉・政子が動く。

 集まった御家人を前に、最初こそ大江広元の原稿を読むが「(頼朝の恩は)山よりも高く、海よりも…」と言ったところで、原稿を閉じ、自らの言葉で御家人達に語りかける。

 「本当の事を申します」と切り出すと、上皇が狙っているのは鎌倉ではなく義時の首であることを明かし、義時もそれに応じようとしていたと告白する。

 「あなた方は本当にそれでよいのですか?」「(義時は)一度たりとも私利私欲に走ったことはありません」「ここで上皇様に従って、未来永劫西のいいなりになるか。戦って坂東武者の世を作るか、ならば答えは決まっています」「頼朝様の恩に今こそこたえるのです」と呼びかけ。

 上皇側は幕府が義時の首を差し出すと考えているとも訴え「バカにするな」「そんな卑怯者はこの坂東に一人もいない!」などと呼びかけ、御家人達は雄たけびを上げ、聞いていた義時は涙を流す。

 歴史上でも有名な政子の演説が最終回目前で繰り広げられたことに、ネットでも「政子の演説」が話題に。

 「教科書でしか分からない過去の出来事をこの目で見た感じがして感動した」「坂東武者のヤンキー魂に火を付けるの、ほんとうますぎる」「政子の演説、これを見たかった!」「本当に素晴らしすぎた」「ずっと1年間、『北条政子のあの演説どうするんだろう』と思いながら見続けてきたから、やっぱり感慨深いものがある」など数多くの感想があがっていた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス