首位は685万人でアニメ 国内の分野別オタク人口 漫画を逆転 アイドルが4位に

 国内で最も多いのはアニメオタクの約685万人-。市場調査会社の矢野経済研究所(東京)が23日までにまとめた分野別のオタク人口推計で、こんな結果が出た。2位は前年の調査で首位だった漫画の約648万人。3位のデジタルゲーム(約454万人)や4位のアイドル(約361万人)を引き離した。

 調査は7~8月、国内在住の15~69歳の男女1万人を対象にインターネットを通じて実施。「オタクを自認する」か「第三者からオタクと認知されている人」とした人に、フィギュアや同人誌、プラモデルなど26分野を挙げて対象分野を複数回答で聞き、国内全体の人口を推計した。

 2020年8月と21年8月に実施した調査では、いずれも漫画が首位、アニメが2位だった。アニメと漫画が人気を集めている理由について、熊本大大学院の日高利泰准教授(マンガ史)は「定額配信サービスなどを通じ、多くのお金をかけずにどこでもスマートフォンで見たり、読んだりできるようになったことが影響しているのではないか」と話す。

 今回の調査ではアニメが漫画を上回った。日高氏は「新型コロナウイルス流行で自宅時間が増え、アニメを見る人が増えた可能性がある」とみている。

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