「カタールＷ杯・１次リーグＥ組、日本代表－ドイツ代表」（２３日、ドーハ）

　中継を担当するＮＨＫは、キックオフを前に「キックオフ直前スペシャル」を放送した。日本のスタジオはナインティナインの岡村隆史、元日本代表の中村憲剛氏らが、現地のスタジオからは４年前のロシア大会を指揮した前日本代表監督の西野朗氏と元日本代表の中沢祐二氏、そしてピッチサイドから元日本代表の播戸竜二氏、佐藤寿人氏がリポートした。

　しかし、日本と現地２カ所の３元中継はタイムラグもあり、イマイチかみ合わない展開に。播戸氏は持ち前の明るいキャラクターを生かし、「おばんざい！」と謎のあいさつで登場したが、リアクションがすぐに届かないため、やや空回り気味。Ｇ大阪時代に師弟関係だった西野氏からは「まずそのおばんざいってなんですか？」と率直に聞かれ、播戸氏は「元気の出る言葉です。これから日本代表に勝利してもらおうという言葉です」と説明すると、「あ、そうですか」と西野氏。その後もややテンポの悪さもあり、シュールなやりとりが続いた。

　司会の岡村は念願のサッカー番組ということもあり、緊張気味。播戸氏から「岡村さんのテンションが低いので、試合に入って大丈夫かと思ってるんですけど」と振られると、「僕、真面目にしっかりやってるだけなんです、これオーディションやと思ってるんで。おばんざいはよう言いません」。番組エンディングでは「すごく緊張して真面目にやらせてもらいましたけど、ミス少なくいけたかな」と、胸をなで下ろしていた。