榎並大二郎アナ 中条きよし議員に「公私混同のそしり免れない」識者は「うそでしょ」国会質疑で宣伝

 フジテレビの榎並大二郎アナウンサーが15日、キャスターを務めるフジテレビ「イット!」に出演。日本維新の会の中条きよし参議院議員が、国会の文教委員会中に自身の新曲の宣伝をしたことについて「公私混同のそしりは免れない」と指摘した。

 中条氏はこの日、コロナ禍で歌手や俳優に支援や補償があまりないことを約10分にわたって質問。最後に「最後になりますけれども、私の新曲が9月7日に出ております。すぎもとまさとの作曲で、昭和の匂いのする『カサブランカ浪漫』という曲でございます。ぜひ、お聞きになりたい方はお買い求め下さい」と、突然の宣伝を行った。

 さらに「そして12月28日に、『中条きよしラストディナーショー』というのをやります。今年最後のディナーショーではなくて、芸能界最後のラストディナーショーです」と、重ねてPR。「とりあえずは、これから違うこのステージで頑張りたいと思っております。よろしくお願いいたします。ありがとうございます」と締めくくると、わずかに拍手が起こった。

 この発言に対して、同党の松沢成文議員から「不適切な発言があった」と指摘され、自身も「宣伝の意図はなかった」と事務所が説明している。

 同番組ではニュースを受け、榎並アナが「国会で宣伝をしてしまいました」とコメンテーターで元外交官の宮家邦彦氏に意見を求めた。宮家氏は「中条さん、嘘でしょって話だよね」と、中条議員のヒット曲「うそ」にかけてコメント。榎並アナが苦笑する中、宮家氏は「怒るというよりがっかりした。一応、国権の最高機関ですよ。ウケ狙った発言があったり、宣伝してみたり、何やってんだと。もう少し品位があって、最低限の良識を持って仕事をしてほしい」と続けた。

 榎並アナも「宣伝の意図はなかったということですが、公私混同のそしりは免れないと思います」と締めくくった。

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