宮根誠司「山際さんの事務所にコロナ資料もうない」大臣更迭も自民党コロナ要職就任皮肉る

 フリーアナウンサーの宮根誠司が4日、読売・日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」に出演。山際大志郎前経済再生担当相を自民党・新型コロナウイルス等感染症対策本部長に起用した人事を皮肉った。

 番組では、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との接点が次々と発覚し、経済再生担当相を事実上更迭された山際氏が、更迭からわずか4日で自民党の新型コロナ対策のトップに就任したことを特集。岸田文雄首相が山際氏の起用理由について言葉を濁したことも伝えた。

 宮根は「党の人事とはいえ、岸田総理の知らないところで決まるもんでもないと思うんですけど」と政治アナリストの伊藤惇夫氏に水を向けると、伊藤氏は「注目の山際さんですから。その人事について、岸田総理が事前に何らかの報告を受ける、あるいは岸田総理自身が判断する場面がなかったとは考えづらいですよね」と岸田首相が起用にかかわっていたと指摘した。

 続けて、宮根はタレントのガナルカナル・タカに「タカさんね、旧統一教会問題でね、『記憶にない』と、『記録もない』と。1年に一回処分するんだと。コロナ3年続いてまだ苦しんでらっしゃる人いるんですと。山際さんの事務所にコロナの資料ないですよ、もう」とこれまで山際氏が繰り返してきた釈明を引き合いに出して、その起用を皮肉った。

 タカも「全部もうないと思わなきゃいけないですよね、本人の言っていることが確かであるとすれば」と苦笑いで応じた。「この人にホントに任せていいのかという、その部分もありますけど。これまでの答弁の対応を見ていて、やっぱり不信感持っている人、メチャクチャ多いと思うんですよね。内閣とか政府とかではない、党内の人事だから。ここはちょっと緩くなっているのかもしれないですけども。岸田さんて、どれくらいしっかり皆さんを抑えられているのかなって。周りと意思疎通ができているのかなあ」と党総裁でもある岸田首相のハンドリングに首をひねっていた。

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