ミヤネ屋 統一教会の会見ナマ中継も異例の途中打ち切り「個人情報に関わる内容あった」

 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)が20日、都内の同教団施設で6度目の記者会見を行った。同教団について厳しい姿勢で追及する日本テレビ「除法ライブ ミヤネ屋」は、午後2時から行われた会見を番組冒頭から生中継。しかし、会見に「個人情報に関わる内容があった」と、急きょ打ち切る異例の展開となった。

 教団は、協会改革推進本部の勅使河原秀行氏が、「質問権」行使表明を受けて登壇。「被害を訴える方がいまだにいる。政府の方や国会議員が対応に当たらなければいけない事実について、申し訳なく思っている」と謝罪した。また「質問権が来たら誠実に対応する」と述べた。

 その後、勅使河原氏は、信者の元夫の橋田達夫さんについて言及。テレビに出演し教団の問題を訴える橋田さんに対して、「1対1でお会いしたい」と高知の自宅をアポなしで訪問したくだりを、その内容まで、ときどき苦笑いしながら明かした。さらに、高知の教団施設で橋田さんの元妻と対面したことも明かした。勅使河原氏は目を開き、くちびるを振るわせていた。

 橋田さんに関する話が約3分ほど続いたところで、番組はスタジオにカメラが戻り、沢口実歩アナウンサーが「いま、個人情報に関する内容があったということで、会見からスタジオに戻させていただきました」と説明。キャスターの宮根誠司が「橋田さんの元奥様の証言がここで話されて、そこには個人情報が入っているので、精査してからまたお伝えしたい」と補足した。

 コメンテーターの清原博弁護士は「家庭内の事情を全世界に流すというのは、あまりにもプライバシーへの配慮がなさすぎる。自分たちの教団の弁護のためには、信者の家庭どうなってもいいという態度しか受け止められない」とあきれた。

 会見では、元妻が教団から取材される形で、顔出しのビデオ映像で橋田さんとの関係を説明した。日本テレビはYouTubeチャンネルでも生中継していたが、ビデオ映像が映し出された段階で、打ち切った。

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