さらば次元 初代声優・小林清志さん死去 放送開始から50年間担当 89歳、肺炎

 小林清志さん
 アニメ「ルパン三世」シリーズの会見に出席した(左から)山寺宏一、浪川大輔、栗田貫一、小林清志さん、沢城みゆき=2011年10月
 次元大介(C)モンキー・パンチ/TMS・NTV
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 アニメ「ルパン三世」の初代・次元大介の声などを務めた、声優の小林清志さんが7月30日午前7時6分、肺炎のため死去したことが8日、分かった。89歳。東京都出身。所属する東京俳優生活協同組合が公式サイトで発表した。葬儀は近親者で済ませたといい、後日お別れの会を開く。

 小林さんは次元の声を1971年の放送開始以来、50年間担当。昨年10月の日本テレビ系の新シリーズ「ルパン三世 PART6」の第1話を最後に、大塚明夫(62)にバトンを託した。交代の理由を高齢とし「ルパン。俺はそろそろずらかるぜ。あばよ」とコメントを寄せていた。

 次元の他にアニメ「妖怪人間ベム」のベム、「機動戦士ガンダム 0083 STARDUST MEMORY」のエギーユ・デラーズ役などを担当。海外映画やドラマの吹き替えの他、多くの番組のナレーションも務め、今年も3月放送のテレビ朝日系「列島警察捜査網 THE追跡 2022春の事件簿」にナレーションで出演していた。

 突然の旅立ちに、“ルパンファミリー”から悲しみの声が相次いだ。ルパンの声を担当する栗田貫一(64)は「山田康雄さんから急遽変わり、右も左もわからないモノマネしかできない私をいつもちょっと引いて下さっていた清志さん。次元として、いつもフォローしていただきルパンでいる事ができました。感謝しかありません」と追悼。大塚は「清志さんが50年かけて育てた次元大介 大切に守り、やがて次の世代に繋げていく所存です。ヒヨッコが大任を果たせるのかさぞ不安だとは思いますが、どうかごゆっくりおやすみください」と悼んだ。

 【“ルパンファミリー”悲しみの声】

 ◇山寺宏一(銭形警部)「突然の訃報に驚き言葉を失いました。悲しいです。10年に渡り『ルパン三世』で共演させて頂いた経験は、僕にとって最高の宝物です。次元と同じくダンディで、ご自分の美学を貫き通したお姿は本当にカッコ良かったです。コロナ禍という事もあり『次元お疲れ様会』が出来なかった事が残念でなりません」

 ◇浪川大輔(石川五ェ門)「あまりに急なことに驚いていて、正直言葉が見つかりません。あのニヒルな笑顔が鮮明に頭に浮かびます。さりげない言葉と優しさにどれだけ救われたか。自分自身への厳しさとプライドにプロというものを教えて頂きました」

 ◇沢城みゆき(峰不二子)「清志さんはいつもご自身と真剣勝負で、静かに燃えながらマイク前に立つ姿をこんなに鮮明に覚えているのに、もうご本人には会えないのかと思うと、本当に残念で、悲しいです。清志さん、もっとお話してみたかった気持ちが燻ります」

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