アンガールズ田中卓志「ベスト・エッセイ2022」に選出 「最高の食事」で

 お笑いコンビ・アンガールズの田中卓志がつづったエッセイ「最高の食事」(小説新潮21年11月号掲載)が「ベスト・エッセイ2022」に選出されたことが5日、分かった。

 「ベスト・エッセイ2022」とは、林真理子氏が理事長を務める日本文芸家協会が編纂し年1度刊行される単行本で、21年に新聞・雑誌などの媒体で発表されたエッセイの中から選りすぐった75編を収録したもの。

 田中の他にはノンフィクション作家・沢木耕太郎氏や芥川賞作家の宇佐見りん氏らの作品が選出されている。

 選考委員は、林真理子さん、角田光代さん、藤沢周さん、堀江敏幸さん、町田康さん、三浦しをんさんという文学界のそうそうたるメンバーが務めており、田中の文才が文学界で認められたとも言えそうだ。

 田中は新潮社を通じ「2021年に『毎月エッセイを書いてみては?』というオファーが小説新潮さんからあり、正直自分みたいな人間が書けるのか心配だったのですが、毎月コツコツと書いていくうちに少しずつ楽しんで書けるようになり、その結果『ベスト・エッセイ』の1つに選ばれるという評価をいただき、感謝と喜びでいっぱいです!ありがとうございます!これからは少しだけエッセイストみたいな顔をして街を歩きたいと思います!」とのコメントを発表した。

 選出された「最高の食事」は母親が作ったお弁当の話で、ネット公開時には280万PVと反響を呼んだ作品。

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