れいわ新選組 重度障害者を擁立 参院選比例「特定枠」
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れいわ新選組は17日、今夏の参院選(22日公示、7月10日投開票)で比例代表に、重度の障害がある、立命館大学研究員の天畠大輔氏(てんばた・だいすけ=40)を擁立することを発表した。山本太郎代表(47)と天畠氏が、東京・衆議院第二議員会館で会見した。比例で優先的に当選が決まる「特定枠」の候補となる。
山本氏は出馬オファーについて「3年越しなんですよ。1回目は19年の参院選が終わった直後に声をかけた」と明かした。天畠氏は14歳の時に医療ミスにより、四肢まひや発話障害などを負い、車いすを使用。国の重度訪問介護制度で20人の介助者に支えられて一人暮らしをしている。
天畠氏は、出馬理由について介助者を通じて「介助者制度をもっと使いやすい制度にしたい。障害者に対する見えにくい差別を取り除くのが政治家の仕事」と説明した。
同党では19年の参院選で、重い身体障害がある舩後靖彦氏(64)、木村英子氏(57)が当選している。