千原ジュニア「漫才を辞めた」理由告白 バチバチだったライバルの存在

 お笑いコンビ・千原兄弟の千原ジュニアが30日、テレビ朝日で放送された「証言者バラエティ アンタウォッチマン」にVTR出演し、ライバルだったコンビ・ベイブルースについて語った。

 「伝説の漫才師」として特集されたベイブルースはボケの河本栄得さんと、ツッコミの高山トモヒロのコンビ。1988年に結成し、若手時代から将来を嘱望されていた。

 ジュニアはNSCでベイブルースの1期後輩。緻密な漫才をする2人を「雲の上の存在」と見ていた。さらに「ベイブルースさんいてはったから、ぼくら(千原兄弟)漫才を辞めたみたいなとこあって。同じ漫才を作っても多分勝てない」と圧倒的だったとした。正当派のベイブルースを見て、邪道な「ぶっ飛んだコント」などに挑んでいたという。「ベイブルースさんいてはらなかったら、違う感じになっていたかも」と大きな影響があったと語った。

 やはりVTR出演した高山が、河本さんがジュニアを「意識していた」と証言。これにジュニアは「すごいありがたいこと」と感謝した。さらに「ベイブルースさんがちゃんとしたことをやる、その次にわれわれが出てめちゃくちゃする。ウケるんですよ。それは『お前ら汚いで』っていう思いも多分あったと思います」と冷静に分析した。一緒にバラエティーに出演した際に、河本さんが高山に対して、ジュニアへのツッコミをしないように注意するなど、バチバチしており、ジュニアは「『こいつマジでうっとうしいな』っていう思いもあったと思う」と振り返った。

 河本さんは94年10月に体調不良を訴えて入院。誕生日前日の同月31日に脳出血のため25歳で亡くなった。ジュニアは「今いてはったらどうなってんのかとたまに思います。もしかしたらテレ朝の夜なんか『アメトーーク!』じゃなくて『トークブルース』になってたかもやし」とライバルを評価していた。

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