河瀬直美監督 五輪映画カンヌで上映 感動再び!「喜びを感じずにはいられません」

 監督作品「東京2020オリンピックSIDE:A」がカンヌで上映が決まった河瀬直美監督
 映画「東京2020オリンピック」メインカット (C)2022-International Olympic Committee‐ All Rights Reserved.
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 映画監督の河瀬直美氏(52)が総監督を務めた東京五輪の公式記録映画「東京2020オリンピックSIDE:A」(6月3日公開)が第75回カンヌ国際映画祭(仏、17日開幕)オフィシャルセレクションのクラシック部門に選出され、現地で先行上映されることが3日までに決まった。

 本部門はドキュメンタリーや復元された名作映画の上映を目的として04年に設立。過去に日本映画では「乱」(黒澤明監督)、「雨月物語」(溝口健二監督)などの復元版、14年には「東京オリンピック」(市川崑監督)が選出された。本作は1912年のストックホルム大会以来、撮り続けられている五輪公式映画で、2部作のうち選手を描いた「SIDE:A」が上映され河瀬氏も来場する。

 2007年グランプリの「殯の森」や、「萌の朱雀」「光」など、カンヌで数々受賞してきた河瀬氏。クラシック部門初選出、公式上映決定を「喜びを感じずにはいられません」と語り「この映画に託された時代の証言を、未来永劫100年先までも、語り伝えたいと評価してくださったということの表れだと感じています。この先の未来へ大きく拓いてゆく形として、最高の舞台を用意されたのだと、その誉れを関係各位に感謝と共に届けたい」とコメントした。

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