２５日のＮＨＫ連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」では、日本時代劇の救世主として期待され、映画村に視察に訪れたハリウッド映画「サムライベースボール」のスタッフの中にいた貴婦人は、映画のキャスティングディレクターのアニー・ヒラカワ（森山良子）で、ひなた（川栄李奈）と英語で話し続ける様子が描かれた。

　アニーは、一行と道場を訪れると、ひとり神棚をみあげ、静かに見つめ続けた。ロケ地探しに出かけた一行とは離れ、映画村でだんごを食べ、ひなたと英語で話し込んだ。

　ひなたが、ラジオ英会話番組で身につけたことを話すと、アニーは「まだ放送されているの？」と驚いた。ひなたが、まさかラジオでこんなに英語力がつくとはと話すと、「うん」と返した。

　ただラジオ体操の話になり、ひなたが、聞いたことがあるかときくと、慌てたように「Ｎｏ！」と返し、「日本に来るのは初めてですから」と語った。

　ネット上では、「神棚を見つめるところが気になった」「うん、て言った」「まだやってるのねと思わず言ってしまい」「日本に初めて来たというのは…嘘っぽい」と訳ありな雰囲気に興味が集中した。

　アニーが、米国に行ったまま行方が分からない祖母・安子ではとの見方も広がり、「安子ちゃんなの？」との声や、少なくとも「安子に関わった人」「安子と友人説は濃い」との見方も。

　また「安子だとしたら、なぜヒラカワ？」と、ひなたの前に幻で現れた、戦後のＮＨＫラジオ英語講座で講師を務めた平川唯一さんの娘ではとの指摘もあがっている。