橋下徹氏「自分が戦えないなら政治的な妥協を探れ」 西側諸国のロシアへの姿勢に持論

 元大阪市長で弁護士の橋下徹氏が9日、自身のツイッターを更新。ロシアによるウクライナ侵攻で、米国など西側諸国がロシアに対して弱気な姿勢を見せていることについて、持論を述べた。

 橋下氏は、戦闘機「ミグ29」のウクライナへの提供を巡り、ポーランドが米国経由でウクライナに提供することを提案したものの米国が拒否したというニュースを引用。「アメリカもポーランドも結局自分が責任を負うことから逃げる。西側はロシアと戦えない。ゆえにウクライナに戦わせている。チェンバレンよりもはるかに愚。」と、ナチスドイツに譲歩し第二次世界大戦を引き起こす結果となる外交政策を行った英・チェンバレン元首相の名前を引き合いに出し、その姿勢を疑問視。「自分が戦えないなら政治的な妥協を探れ」と政治的な解決を探るよう促した。

 橋下氏はその後もツイッターを更新。ウクライナ与党がロシアが要求する中立化に柔軟な姿勢を見せたというニュースを引用し、「ここまで来ているのにNATOはロシアと政治的に妥協しないのか!NATOと西側は自分たちの安全だけを考えるのか!他国の安全を犠牲にして自国の安全だけをはかることは国際政治上許されない!」と、強い調子で持論を述べていた。

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