俳優・勝村政信（５８）と高杉真宙（２５）による２人芝居「ライフ・イン・ザ・シアター」が３日、東京・新国立劇場で開幕した。２人は開演前に取材に応じ、勝村は「（セリフは）まだちゃんとは覚えてません」と笑いを誘い「２人芝居って４回目らしいんですけど、これだけ着替えが多いのは初めて。トップクラスに大変です」と話した。

　一方、初めての２人芝居という高杉は、勝村の印象について「最初にお会いしたのは１４歳の頃」とし「１カ月弱、ご一緒できるのはうれしいですし、こんな先輩はいないですね。ついていきたい、ステキな大先輩」などと称賛。３３歳下の後輩の止まらない褒め言葉に頭を深く下げた勝村は「いまのところは太字で書いてください」とうれしそうに口元を緩めた。

　同作は米国の劇作家・デヴィッド・マメットが手がける２人芝居。舞台上や楽屋裏、衣裳部屋など、劇場の中のさまざまな場所で繰り広げられるベテラン俳優と若手俳優２人によるオムニバス風ヒューマンドラマ。日本では１６年ぶり３度目の上演となる。