都内医師 コロナでない患者が心筋梗塞「入院先見つからず今朝亡くなった、お家で」 危機感訴え
都内で訪問診療を行う「ひなた在宅クリニック山王」の田代和馬院長が3日、TBS「ひるおび!」にリモート出演。医療の最前線の現状を伝えるとともに、新型コロナウイルスの感染拡大、それに伴う様々な規制により、社会活動が止まってしまうことへの危機感を訴えた。
国は、感染者の同居家族の待機期間の見直しを発表したが、田代氏は「待機期間が延びるせいで、医療資源が削減されている。私が当事者で、近隣の大きな病院もそうです。本当に患者さんが受け入れられない」と指摘。
実際に2日夜、コロナに感染していないかかりつけの患者が、心筋梗塞を発症したが、「心筋梗塞起こした方の入院先が見つからなかったんですよ。で、今朝、亡くなったんです、おうちで」と明かした。
「そういう衝撃的な出来事が珍しくなくなってきているので、かなり、私は、リソースを社会に戻す動きは、かなり積極的に考えていかないと、制度のせいで人が死んでしまう、ということになっている。強い危機感を覚えている」と訴えた。