タレントの伊集院光が１１日、ＴＢＳラジオ「伊集院光とらじおと」内で、同番組を３月いっぱいで終了すると発表した。

　伊集院は「内容だけぶっちゃけいいますと、この春一杯で終了いたします。報告が遅れましていろいろ気をもんだリスナーの方も多いと思う」と終了を発表。「基本的にはＴＢＳラジオの方針に従って、言っていい時期をＴＢＳラジオと僕の所属プロダクションとで契約やいろいろ考えた結果、ここまでは言ってはいけないということで。ぼくからするとやっとご報告することができたという感じなんですけど」とコメントした。

　終了の理由については「しゃべろうと思えば３時間でも４時間でもどうして終わるんですかっていう話はできる」としたが「さすがにその時間はとれないならば、たくさんのことをいうと誤解を与えるんじゃないかとううことで、今日はこのご報告をしておこうかなと」と、詳細は語らなかった。

　「ＴＢＳラジオ上層部からこういうことを言ったら？と発言の提案を頂いたが、さすがにそれに従うとラジオパーソナリティではないということになるので、それはご遠慮したが」と、ラジオ上層部からの提案内容ではなく、自分の言葉で説明していると強調した上で「いろんなことあって悩んで、いろんな人から助言受け、考え抜いたが、６年間で学んだのはパラアスリートの方にたくさん出会って、人生の未来像が事故とか病気で断たれてしまったときにふて腐れるのではなく良い人生にするにはここからどうするかという気持ちの切り替え方を教わったこと」とコメント。

　今後はパラアスリートから学んだ気持ちの切り替えを生かし「前向きに一生懸命やることしかできないので、最終的にいい終わり方をしていこうと思う」と残り３カ月の放送への意気込みも語っていた。

　同番組は１６年４月からスタート。同局の看板番組「大沢悠里のゆうゆうワイド」の後番組として、鳴り物入りで始まった。伊集院は同局で月曜深夜にも番組を持っており、同局の“顔”の一人でもあった。