前澤友作氏「ゴミは分別します」 宇宙旅行から帰還会見

 帰還報告会見を行った前澤友作氏(©SPACETODAY)
 モスクワ郊外のガガーリン宇宙飛行士訓練センターからオンラインで記者会見する前沢友作さん(中央)ら(TASS/Roscosmos提供・共同)
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 日本の民間人として初めて国際宇宙ステーション(ISS)に滞在し、20日に地球に帰還した衣料品通販大手ZOZO(ゾゾ)創業者の前澤友作氏(46)が22日、オンラインで会見。通訳付きの約40分間で、ともにISSに滞在したマネジャーの平野陽三氏、アレクサンダー・ミシュルキン宇宙飛行士が同席した。

 最初に12日間の滞在について長かったか短かったかを聞かれた前澤氏は「短かったです」と即答。「次の夢」を問われると「月に行くことです」と回答した。前澤氏は2023年には米スペースXの宇宙船で月周回旅行を予定している。

 「宇宙飛行で日常生活に対する見方や認識がどう変わったか」と尋ねられると「地球を大事にしようと思いました。あと、缶詰を食べた後は小さく折りたたみたいと思います。ゴミはしっかり分別します」と力を込めた。

 前澤氏のスローガン「世界平和」について「宇宙を通じて実現しようと思ったら、どんなやり方をする」と聞かれると「偉い方に宇宙に行っていただきたい。宇宙から地球を見ると、考え方が変わるかも。たくさんの偉い人、国を動かすような人に行ってもらいたい」と発言した。

 前澤さんはISSに滞在した世界で10人目の民間人。「宇宙で外に出ること」に関しては「次回やりたい」といい、「宇宙で一番心地悪かったこと」には「睡眠が難しかった」と挙げた。

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