俳優の東山紀之が１９日、テレビ朝日系「サンデーＬＩＶＥ！！」に出演し、１８日に３５歳で亡くなった女優・神田沙也加さんを悼んだ。神田さんはミュージカル「マイ・フェア・レディ」でイライザ役を演じており、北海道・札幌での公演に出演する予定だった。しかし、１８日正午開演の公演は「体調不良」として休演していた。

　神田さんは、滞在していた札幌市内の２２階建てホテルの１４階屋上部分で倒れているのが発見された。その後、死去したことが明らかになった。

　突然の訃報に東山もショックはありあり。「また１人、素晴らしい才能を持ったすてきな女性がいなくなってしまった」と言葉に詰まりながら語った。「『アナと雪の女王』のね、あの、素晴らしい歌声を覚えてますから。何かあの…心の一部がね、ちょっと欠けてしまったような気持ちですけど」と衝撃を表現。「ご両親のことを思うと、またさらにね、胸が締め付けられるような思いになりますね」と父の俳優・神田正輝、母の歌手・松田聖子の胸中を思いやった。

　神田さんが「マイ・フェア・レディ」に出演していたこともあり「イライザ役っていうのはできる方って限られてると思うんですね。舞台ではジュリー・アンドリュース、映画ではオードリー・ヘプバーンがやって。選ばれた表現者にしかできない役なんで」と舞台女優とした確かな地位を築いていたと説明。「お母さまは（松田）聖子さんですけど、自分らしい表現ができる、まさにこれからのキャリアが楽しみな女優さんだったので、驚きを隠せませんね」と決して七光りだけの女優ではなかったとした。

　★「日本いのちの電話」相談窓口★　

　厚生労働省は悩みを抱えている人に対して相談窓口の利用を呼びかけている。

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