ドン小西、賛否のミス・ユニバース日本代表衣装にダメ出し「ダサいとさえ思った」

 ファッションデザイナーのドン小西が16日、フジテレビ系「バイキングMORE」に出演。賛否の声が起こっているミス・ユニバース日本代表の奇抜な衣装について、「ビックリしたというか、ダサいとさえ思った」とダメ出しした。

 番組では、ミス・ユニバースのファイナリストとなった日本代表の渡邉珠理さんが着用した衣装について取り上げた。イスラエル人デザイナーが手がけた衣装で、着物風のピンクのドレスに、アニメ「美少女戦士セーラームーン」の主人公を連想させる髪形、両手には招き猫、さらには胸元には日本語で「日本」という文字が書かれた独特なもの。ただ、衣装の前合わせが死に装束で使われる左前であることや、地肌に直接「日本」と書いていることが「日本をばかにしている」などとして批判の声が上がっていた。

 衣装の評価を尋ねられたドン小西は「「デザイナーの気持ちは分からないでもない」と前置きしたうえで、「最初見た時にビックリした。ビックリというか、ダサいとさえ思った」とバッサリ。「ボクらのファッションの環境から見ると、すごく違和感がある」と続けた。

 「言ってみればやりたい放題。デザイナーとしてみれば、ひらめいたものをやりたい放題しちゃった」と分析。「ヘアスタイル見てみると、日本(のイメージ)はアニメ。胸に書いた『日本』も、デザイナーとしたらカッコいいと思ってやっているのよ。パンクの手書きよ。振り袖に国旗を入れたり」とさらに細かく解説した。

 ただ、両手に持った「招き猫」の存在は気になったようで、「ボクから見ると、招き猫どうよって思うね。デザイナーとして言えるんだけど、ボクらも、出来の悪いモノを作っちゃったときは、見る者の目を拡散しちゃうのよ。俺の昔のコレクション見ても、妙にスティック持っちゃったとか、ぬいぐるみみたいなものぶら下げたり、こんなときは洋服の出来が悪いんだよ。本当にきれいな物はシンプルに見せるよ。本人はひょっとしたら『あちゃ~』と思っている節もあるんではないかと、トッププロは見抜いているわけ」と自身の経験を踏まえて、読み解いていた。

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