作曲家・鈴木淳さん死去 87歳、虚血性心不全 「小指の想い出」「四つのお願い」 

 伊東ゆかり「小指の想い出」、八代亜紀「なみだ恋」などのヒット曲で知られる作曲家の鈴木淳(すずき・じゅん、本名藤田順二郎=ふじた・じゅんじろう)さんが9日午前1時、虚血性心不全のため自宅で死去していたことが13日、分かった。87歳。葬儀・告別式は近親者で行った。喪主は妻で作詞家の悠木圭子(ゆうき・けいこ)さん。後日お別れ会を開催予定。

 関係者によると、特に持病はなく、入院などで仕事を休んでいるということもなかった。最後の作品は5月に発売された歌手・黒木じゅん(55)の「離れても」。黒木は「お亡くなりになる1週間ほど前に、お元気なご様子の鈴木先生とお話しさせていただいたばかり」と信じられないようで、「『コロナが落ち着いたら庭でBBQをやろう!』と楽しそうにおっしゃっていた」としのんだ。

 1963年に作曲家デビュー。67年、「小指の想い出」が日本レコード大賞歌唱賞を受賞した。代表作にちあきなおみ「四つのお願い」「雨に濡れた慕情」、小川知子「初恋のひと」、黒木の父・黒木憲さんの「霧にむせぶ夜」など。75~08年に使用されたプロ野球・ヤクルトの球団歌「とびだせヤクルトスワローズ」も手掛けた。05年に旭日小綬章。日本作曲家協会理事長も務めた。

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