ロックバンドのベースが脳出血で死去 病気療養中、8月に一度は退院も
ロックバンド・ソドムのベース・Baraさんが8月26日に脳出血のため60歳で死去したことが9日、分かった。バンドの公式X(旧ツイッター)が文書を掲載し報告した。
文書は「ソドム一同(ザジ)」と署名が入っており、ボーカル・ザジが代表して執筆したとみられる。「ソドムを応援してくださっている皆様にご報告申し上げます。」と切り出し、「かねてより闘病しながらも意欲的に音楽活動に励んでいたソドムのベーシスト『Bara』は、病気療養中ではありましたが、8月21日に退院を果たし、家庭内で療養中だったところ、8月26日に脳出血で救急搬送され、12時間に及ぶ手術の甲斐無く、8月26日 享年60歳にて永眠いたしました。ここに謹んでお知らせ申し上げます。」と伝えた。葬儀は近親者のみで執り行われたことも明かした。
ソドムはTHE SODOM PROJECTとしてスタートし、活動停止を経て2019年にソドムとして復活していた。
文書によると、20年にコロナ禍となり、活動を自粛。2022年元日からライブ活動を再開したが、Baraさんは「この2年のブランクは今の俺にとって物凄く悔しい…」と語っていたという。23年の元日まで5回のライブを行ったが、その後Baraさんが原因不明の病気を発症し、入退院を繰り返すようになった。
それでも24年からの活動を目指し、Baraさん退院後にはメンバー全員が集合して構想を練る予定も立てていた。「それも叶うことなくBaraは旅立ってしまいました」とメンバーの集合が実現しなかったことを明かした。「突然の訃報にメンバー・スタッフ一同、未だ現実を受け止めきれない状況です。」とショックが大きいことを伝えた。
Baraさんが生前から「どうか活動は止めないで欲しい」と語っていたことも明かし、バンドは活動継続を宣言。「Bara、今まで本当にありがとう。これからも、ずっと、想いは共に。ソドム一同(ザジ)」と思いを込めて締めくくった。