加賀まりこ 主演映画の上映“全国制覇”を希望「47都道府県、全部いきたい」

 舞台あいさつで笑顔を見せる加賀まりこ(右)と塚地武雅
くす玉を割り、笑顔の加賀まりこ(右)と塚地武雅
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 女優・加賀まりこ(77)が5日、都内で54年ぶりの主演映画「梅切らぬバカ」の大ヒット御礼舞台あいさつを、共演の塚地武雅(50)らと行った。

 老いた母親と自閉症の息子の日々を温かく描いた人間ドラマ。俳優仲間らから絶賛のメールが続々と届いているという加賀は「今までの人生でほめられることがなかったので、毎日驚いてます」と反響に笑顔。3館での上映開始から、現在は全国119館にまで増えたとあり「ここまで来ると47都道府県、全部いきたいですよね」と新たな目標を掲げた。

 秋田県と高知県が未上映であることを紹介した塚地は「私、高知県の観光特使をやってるんです。なのに、なぜ高知で!?ぜひやっていただきたい!私の一族も住んでおります」と声を張り上げて懇願。場内の笑いを誘った。

 映画にちなみ「生まれてきてくれてありがとう」と感謝を伝えたい相手を問われた加賀は、自閉症の息子がいる事実婚のパートナーと回答。出演を迷っていた際に背中を押されたうえ、撮影現場にも2週間付き添ってくれたことを明かし「毎日付き添ってくれて、心から感謝しております」と声を震わせた。

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