小池都知事 無言で退庁“引導”渡した 会見4時間前に木下都議を呼び出し会談

 東京都議選前に無免許運転を繰り返していたとして在宅起訴され、東京都議会から2度の辞職勧告決議を受けながら拒否していた木下富美子都議(55)が22日、辞職した。東京都庁で会見を開き辞意を表明、会見後に議長に議員辞職願を提出し許可された。約1時間25分の会見では反省の言葉を並べる一方、「理不尽な現実に悩んだ」と恨み節も。かつて所属していた「都民ファーストの会」特別顧問を務める小池百合子都知事から辞職を勧められたことも明かした。

 7月の都議選で応援に入った小池知事も木下都議を突き放した。

 小池氏は、木下都議の会見がスタートした午後6時過ぎに都庁を出た。待ち構えた報道陣に視線を送るいことなく無言のまま足早に迎えの車へ。木下都議に関して、口を開くことはなかった。

 ただ、会見の4時間前には知事室に木下都議を呼び出し会談を持っていた。木下都議はその場で、辞職の意思を伝えたという。10月に小池氏から木下都議に「大丈夫?心配しているよ」と連絡があり、以降、進退の相談をしていたことも木下都議の口から明らかにされた。

 小池氏は過度の疲労による入院から回復し、前日22日に公務に復帰したばかり。4週間ぶりに復帰して登庁し、木下都議の進退についても言及。「彼女自身が出処進退を正していくことを確信している」と話すなど、“引導”を渡したかのような口ぶりだった。

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