無免許当て逃げ事故の木下都議 18日の都議会委員会欠席 前日17日に「体調悪化」
7月の東京都議選期間中に無免許運転で当て逃げ事故を起こし、書類送検されていた木下富美子都議(55)が、体調不良のため18日の都議会議院運営委員会を欠席することが17日、分かった。都議会広報課が明らかにした。
議会運営委員会は12日の理事会で招致を決定。木下氏に対して自民党、公明党、都民ファーストの会、日本共産党、立憲民主党の5会派が議員活動継続の意向について質問を行うことになっていた。質疑はすべて公開され各会派10分間ずつが予定されていた。
広報課はデイリースポーツの取材に対し「本人から今日の午後、メールで『体調が再悪化した』として欠席の連絡がありました」とメールで欠席を伝えてきたことを明かした。
木下氏は都議選当選翌日の7月5日、選挙期間中に無免許運転で人身事故を起こしていたことが発覚。9月に道交法違反容疑で警視庁に書類送検された際には、免停期間中に6回にわたって無免許運転をしていたことも明らかになった。
その後、7月6日の当選証書授与式を無断欠席するなど雲隠れ。体調不良を理由に議会に一度も出席しないまま議員報酬を受け取っていることに非難が集中。2度の議員辞職勧告決議を受けていた。
今月9日には、体調が回復したとして約4カ月ぶりに登庁。赤のワンピースにジャケット姿で報道陣にも対応。議員辞職は否定し、議員報酬については全額寄付したことを明かしていた。都議会には苦情の電話やメールが多数寄せられている。